会期: | 2015年6月27日(土)~8月23日(日) |
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会場: | 山種美術館 |
主催: | 山種美術館、日本経済新聞社 |
開館時間: | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日: | 月曜日(但し、7/20は開館、7/21は休館) |
入館料: | 一般1000円(800円)・大高生800円(700)円・中学生以下無料
きもの・ゆかた割引:会期中、きもの・ゆかたでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
※ 複数の割引の併用はできません。
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※出品内容には変更が入る場合があります。(上記はすべて山種美術館蔵) |
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イベント情報: |
日本美術院を活躍の中心とし、大正から昭和にかけての近代日本画壇を牽引した画家・前田青邨(1885-1977)。2015年はその生誕130年にあたります。当館ではこれを記念し、当館所蔵の青邨の作品を一挙公開するとともに、横山大観・菱田春草・下村観山など日本美術院の先人たち、小林古径・安田靫彦・速水御舟・平山郁夫など同時代の画家や後進たちの作品を紹介する展覧会を開催いたします。
1885(明治18)年に岐阜県中津川に生まれた青邨は、16歳で画家を志して上京、当時挿絵画家としても人気を博していた梶田半古の門下となります。若き日の青邨は、この半古塾で同門の古径や奥村土牛とともに研鑽を積みました。同時に、若手画家たちによる研究会・紅児会にも参加し、靫彦や今村紫紅、御舟らと交流し、新しい日本画の在り方を模索していきます。青邨は、やまと絵をはじめとする古画を深く研究し、豊かな色彩感覚と確かな筆技を身につけ、生涯を通じて幅広い画題に挑戦し続けた画家でした。《蓮台寺の松陰》《大物浦》《異装行列の信長》《腑分》など、青邨が描く壮大なスケールの歴史画からは、その表現や時代考証などに熱心な研究姿勢がうかがえます。
一方、1951(昭和26)年より東京藝術大学で教鞭をとった後年の青邨は、制作者としてだけでなく優れた指導者としての側面も持ち、多くの秀でた後進を育てたことでも知られています。
本展では、当館所蔵の青邨作品全13点のほか、師・半古の《緑翠》、日本美術院の開拓者ともいえる大観の《作右衛門の家》、観山《老松白藤》、同門の古径《菖蒲》や土牛《城》、紅児会仲間の靫彦《平泉の義経》や御舟《炎舞》【重要文化財】(2年ぶりに特別公開)などもあわせて展示します。さらに、青邨の教えを受けた守屋多々志が恩師追悼の意を込めて描いた《平家厳島納経》、平山郁夫《阿育王石柱》など、後進たちの作品まで含め、幅広い交流関係から青邨と日本美術院の画家たちの歩みを振り返ります。
本展の みどころ |
①山種コレクションの前田青邨、全13点を一挙公開!
《蓮台寺の松陰》《大物浦》などの大作に加え、長年公開されてこなかった青邨作品、写生や下図なども一堂に。②青邨をとりまく各時代の日本美術院の画家が勢ぞろい!
横山大観、下村観山から、小林古径、安田靫彦、そして平山郁夫まで、各時代の院展画家たちの代表作品を含む約60点で構成。 ③重要文化財・速水御舟《炎舞》、2年ぶりに特別公開!
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