展覧会

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会 期 : 2012年12月1日(土)~2013年1月27日(日)
※12/29~1/2 年末年始休館
会場: 山種美術館
主催: 山種美術館、日本経済新聞社
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日: 月曜日(但し、12/24、1/14は開館、翌火曜日休館 12/29~1/2は年末年始休館)
入館料: 一般1000円(800円)・大高生800円(700)円・中学生以下無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
  • ※障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料
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出品作品: 髙山辰雄:《坐す人》、《春を聴く》、《聖家族》(三番町小川美術館蔵)など
奥田元宋:《玄溟》、《山澗雨趣》、《松島暮色》、《奥入瀬(秋)》、《湖畔春耀》など
小林古径《闘草》〔第1回文展〕、上村松園《蛍》〔第7回文展〕、
松岡映丘《山科の宿》〔第12回文展〕、川﨑小虎《春の訪れ》〔第5回帝展〕、
川合玉堂《山雨一過》〔第6回新文展〕、佐藤太清《清韻》〔第3回日展〕、
橋本明治《月庭》〔第2回新日展〕、杉山寧《響》〔第2回改組日展〕、
加藤栄三《流離の灯》〔第3回改組日展〕、山口華楊《生》〔第5回改組日展〕、
東山魁夷《春静》《緑潤う》《秋彩》《年暮》〔京洛四季連作〕ほか約50点

※所蔵先を記載していない作品は山種美術館蔵です。 ※出品内容には変更が入る場合があります。

「命あるものの、何をしたいのかを、絵の 上に探している」と語り、人間の内面的実像を追い、深い画境を切り開いた髙山辰雄(1912-2007)。一方、「半心半眼」で「対象をありのまま描写するのではなく、心でとらえた姿を描く」ことに一生をささげ、鮮やかな色彩による静謐な風景を数多く描いた奥田元宋(1912-2003)。山種美術館ではこのたび、この二人の巨匠が共に生誕100年を迎えることを記念して展覧会を開催いたします。

1912(明治45)年6月という時を同じくして生まれた髙山と奥田。日展(日本美術展覧会)において互いによきライバルとして切磋琢磨し、90歳を超えてなお新たな日本画の在り方を探求し続けました。戦後は日本画壇にとって常に日本画の存在意義を問い直し、模索を課せられた時代といえます。その中で彼らが生み出した作品は、現代の我々にも深い思惟をもたらしてくれるでしょう。

本展では、家族の在り方から人間の本質に迫ろうとした《聖家族》(三番町小川美術館蔵)をはじめ哲学的なテーマに取り組んだ髙山の作品、「元宋の赤」と称される赤色を用い、70歳を過ぎて挑んだ《奥入瀬(秋)》(山種美術館蔵)を中心とした奥田の作品をご覧いただきます。そして二人の活動の場であった日展における同時代の画家たちの作品、およびその前身の文展(文部省美術展覧会)・帝展(帝国美術院展覧会)などの出展作品もあわせて展示いたします。本展を通して、二人の芸術の軌跡をたどると同時に、その時代の日本画の新たな試みや変遷を振り返ります。

以下の作品6点は、いずれも山種美術館蔵。
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髙山辰雄《春を聴く》
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奥田元宋《松島暮色》
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上村松園《蛍》
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川合玉堂《山雨一過》
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橋本明治《月庭》
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東山魁夷《年暮る》