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過去に開催された展覧会
【この展覧会は終了しました】
会 期 : | 2012年7月28日(土)~9月23日(日) 前期展示(7/28~8/26) 後期展示(8/28~9/23) |
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会場: | 山種美術館 |
主催: | 山種美術館、読売新聞社 |
開館時間: | 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで) |
休館日: | 月曜日(但し、9/17は開館、翌火曜日は休館) |
入館料: | 一般1000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料
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出品作品: |
Ⅰ 浮世絵
歌川広重(初代)《東海道五拾三次》(全55図・扉/前期後期で展示替え)、 《 Ⅱ 日本画(国内)
椿椿山《久能山真景図》【重要文化財】、野口小蘋《箱根真景図》、川合玉堂《竹生嶋山》、小林古径《伊都岐島》、 石井林響《総南の旅から》、奥村土牛《那智》、《鳴門》、山本丘人《洋上の火山》、東山魁夷《春来る丘》 Ⅲ 日本画(海外)
横山大観《楚水の巻》(会期中巻き替え)、結城素明 《巴里風俗のうち ルーブル美術館》、 速水御舟《オリンピアス神殿遺址》、《埃及所見》、横山操《アメリカ五題のうち マンハッタン》、 平山郁夫《ロンドン霧のタワァ・ブリッジ》、《シルクロードの遺跡 ブハラ》、千住博《ピラミッド 遺跡》 Ⅳ 洋画
黒田清輝《湘南の海水浴》、佐伯祐三《レストラン(オ・レヴェイユ・マタン)》、荻須高徳《サン・ドニ風景》 ※会期中、一部展示替えを行います。
前期展示(7/28~8/26) 後期展示(8/28~9/23) 前後期の表記がない作品は全期展示(7/28~9/23) ※所蔵先を記載していない作品は山種美術館蔵です。
※出品内容には変更が入る場合があります。
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海に山に、避暑地や海外にと、夏は多くの人々が旅を楽しむ季節です。この時期に合わせて当館では、「旅」をテーマに絵画を選び、美術館に居ながらにして旅行気分が味わえる、夏休みにふさわしい展覧会を企画いたしました。
日本で旅行が盛んになるのは、街道と宿場が整備された江戸時代のことです。特に江戸後期には旅への関心が高まり、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』が大ヒットしました。そうしたブームを背景に生まれたのが歌川広重の浮世絵風景画シリーズです。中でも江戸から京までの道程を旅情豊かに描き出した《東海道五拾三次》(「保永堂版」全55図・扉を前期/後期に分けて公開)は一世を風靡し、以降、同様の揃物が次々と出版されました。
明治時代になると、近代化とともに鉄道や航路などの交通機関が発達し、日本人にとって旅は一層身近になりました。画家たちも例外ではなく、新たな題材や技法を求め、また自己を見つめ直すために旅に出て、その経験から生まれた作品を数多く残しています。
本展では、「美術館で旅行!」をキーワードに、広重の東海道五拾三次をはじめとする日本各地の風景や旅する人々、横山大観の中国、速水御舟のエジプト、佐伯祐三や結城素明のパリ、平山郁夫のシルクロードなど異国の風景を描いた作品を展示し、画家の眼をとおして世界各地の魅力をご紹介します。この夏はぜひ、山種美術館でご家族、お子様、お友達とご一緒に、絵画鑑賞による夏休みの小旅行と、画家たちの個性あふれる旅の追体験をお楽しみください。
歌川広重(初代) 《東海道五拾三次之内 日本橋・朝之景》 (前期7/28~8/26展示) |
歌川広重(初代) 《東海道五拾三次之内 御油・旅人留女》 (後期8/28~9/23展示) |
結城素明 《巴里風俗のうち ルーブル美術館》 |
椿椿山《久能山真景図》 【重要文化財】 |
荻須高徳《サン・ドニ風景》 |
奥村土牛《那智》 |