過去に開催された展覧会
会期: | 2016年10月8日(土)~12月4日(日) 前期:10月8日~11月6日、後期:11月8日~12月4日 ※ 会期中、一部展示替えを行います。
|
---|---|
会場: | 山種美術館 |
主催: | 山種美術館、日本経済新聞社 |
協賛: | SMBCフレンド証券 |
開館時間: | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日: | 月曜日(但し、10/10は開館、10/11は休館) |
入館料: | 一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
リピーター割引:本展使用済み入場券(有料)のご提出で会期中の入館料が団体料金となります。
(1枚につき1回限り有効)
※ 複数の割引の併用はできません。
|
約80点(すべて速水御舟筆) ※展示替えあり。 ◆前期: 10/8~11/6 ◇後期: 11/8-12/4、無記載は全期間展示 |
|
関連イベント: |
|
山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者である山崎種二(1893-1983)が、個人で集めたコレクションをもとに、1966(昭和41)年7月、東京・日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館として開館、2016年に50周年を迎えました。種二は「絵は人柄である」という信念のもと、同時代の日本画家たちと直接交流を深めながら作品を蒐集していきました。
明治末から昭和の初期に活躍した日本画家・速水御舟(1894-1935)は早世したため、一つ違いという同世代でありながら種二が実際に会うことはかないませんでしたが、機会あるごとに御舟の作品を蒐集し、自宅の床の間にかけて楽しんでいました。1976年に旧安宅産業コレクションの御舟作品105点を一括購入し、計120点の御舟作品を所蔵することになった山種美術館は、以来、「御舟美術館」として親しまれてきました。このたびの展覧会では、開館50周年を記念し、当館の「顔」ともいえる御舟コレクションに、他所蔵の各時期の代表作品も加え、初期から晩年にいたる御舟の作品約80点でその画業の全貌をふり返ります。
「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い」と語り、新しい日本画を目指して努力と挑戦を続けた御舟は、40年という短い人生の中で、一つのところにとどまらず、生涯を通して新たな表現に挑み続けた画家でした。
本展では、研鑽を積んだ修業時代や画塾の兄弟子・今村紫紅の感化を受けた時代から始まり、洋画家・岸田劉生や西洋画、宋代院体花鳥画などへの意識から生まれた写実への追求、代表作《炎舞》以後の新たな日本画への挑戦、さらに渡欧後に取り組んだ人体表現や晩年の水墨による花鳥画に至るまで、御舟の各時期の代表作品を集めて展示いたします。当館の御舟コレクションと他所蔵の御舟の名品が一堂に会する23年ぶりの大回顧展です。
本展の みどころ |
1. 速水御舟の2つの重要文化財、《炎舞》《名樹散椿》が7年ぶりに同時公開!
重要文化財に指定されている御舟の《炎舞》《名樹散椿》(いずれも山種美術館蔵)が同時に展示されるのは、2009年の速水御舟展以来、7年ぶり。最高傑作といわれる作品を同時にご覧いただくことで、各時期に御舟が到達した境地を知ることのできる貴重な機会!2. 山種美術館所蔵の御舟作品に加え、他所蔵も含めた御舟の各時期の代表作品が一堂に会するのは23年ぶり!
120点にのぼる山種美術館の御舟コレクションから選りすぐった代表作品に、《萌芽》《洛北修学院村》《京の舞妓》《菊花図》《鍋島の皿に柘榴》《木蓮(春園麗華)》《円かなる月(絶筆)》など、初期から晩年までの各時期の優品25点を加えた約80点を展示。40年という短い生涯で、作風を次々と変遷させていった御舟の軌跡をたどる。 |