過去に開催された展覧会
会期: | 2019年2月2日(土)~3月31日(日) |
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会場: | 山種美術館 |
主催: | 山種美術館、朝日新聞社 |
開館時間: | 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日: | 月曜日(但し、2/11は開館、2/12は休館) |
入館料: | 一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
リピーター割引:本展使用済み入場券(有料)のご提出で会期中の入館料が団体割引料金となります(1枚につき1名様1回限り有効)。
※リピーター割引は、同一の展覧会を2回目以降にご覧いただく場合に有効。
他の展覧会の入場券はご使用いただけません。 ※ 複数の割引の併用はできません。
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※全て山種美術館所蔵 ※出品内容には変更が入る場合があります。
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関連イベント: |
1966(昭和41)年、東京・日本橋兜町に開館した山種美術館は、2009(平成21)年10月、渋谷区広尾に移転して新美術館をオープンしました。2019年、広尾開館10周年を記念する特別展第一弾として、当館と縁が深く、同年に生誕130年を迎える日本画家・奥村土牛(おくむらとぎゅう)(1889-1990)に焦点をあてた展覧会を開催します。当館の創立者・山﨑種二は、「絵は人柄である」という信念のもと、画家と直接関わり合うなかで作品を蒐集しました。特に土牛とは親しく、まだ無名だった研鑽時期の支援から約半世紀にわたり交流を続けた結果、現在、当館は135点に及ぶ屈指の土牛コレクションで知られています。
土牛は、画家志望であった父親のもとで10代から絵画に親しみ、梶田半古(かじたはんこ)(1870-1917)の画塾で生涯の師と仰ぐ 小林古径(こばやしこけい)(1883-1957)に出会います。38歳で院展初入選と遅咲きでありながら、展覧会に出品を重ねて40代半ばから名声を高め、101歳におよぶ生涯において、晩年まで制作に取り組みました。土牛は、半古や古径から学んだ写生や画品を重視する姿勢を生涯貫き、「絵を通して伝わってくるのは作者の人間性」という自らの言葉を体現するような作品を数多く生み出しました。
本展では、瀬戸内海の鳴門の渦潮を描いた《鳴門》や、古径を偲んで制作した《浄心》《醍醐》などの代表作をはじめ、活躍の場であった院展の出品作を中心に約60点を展示し、土牛の画業をたどります。
土牛という雅号は、中国・唐の詩句「土牛石田を耕す」に由来します。その名を糧に、地道に画業へ専心した土牛。80歳を過ぎてなお「死ぬまで初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい」と語り、精進を重ね、100歳を超えても絵筆をとり続けました。山種美術館が広尾開館10周年を迎え、当館と縁の深い奥村土牛が生誕130年となるこの機会に、清らかで温かみ溢れる土牛芸術をご堪能ください。
本展の みどころ |
1.日本屈指の奥村土牛コレクションから名品を約60点厳選し、大公開!
土牛作品135点を所蔵し、質・量ともに最高レベルの土牛コレクションで知られる山種美術館。本展は、《醍醐》《鳴門》をはじめ土牛の優品を一堂にご覧いただける当館ならではの特別な機会です。2.当館が所蔵する再興日本美術院展への出品作、全35点を一挙展示!
生涯にわたり再興院展で活躍した土牛。当館が所蔵する院展関連作品全35点[秋の院展(32点)、春の院展(2点)、同人展(1点)]を一挙展示します。3.生誕130年の記念すべき年に、奥村土牛101年の生涯を振り返ります!!
土牛は長寿の画家としても知られ、100歳を超えても制作を続けました。本展では、初期から晩年にいたる作品や、自らの白寿記念にしたためた書などを通じ、尽きることのなかった土牛の制作意欲をご紹介いたします。 |