過去に開催された展覧会
会期: | 2018年1月3日(水)~2月25日(日) |
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会場: | 山種美術館 |
主催: | 山種美術館、朝日新聞社 |
開館時間: | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日: | 月曜日[但し、1/8(月)、2/12(月)は開館、1/9(火)、2/13(火)は休館] |
入館料: | 一般1000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
リピーター割引:本展使用済み入場券(有料)のご提出で会期中の入館料が団体割引料金となります(1枚につき1名様1回限り有効)。
※リピーター割引は、同一の展覧会を2回目以降にご覧いただく場合に有効。
他の展覧会の入場券はご使用いただけません。 ※ 複数の割引の併用はできません。
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ほか約60点 ※上記作品はすべて山種美術館蔵です。 ※出品作品および展示期間は都合により変更される場合があります。 |
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関連イベント: | |
ギャラリートーク: |
近代日本画の第一人者、横山大観(よこやまたいかん)(1868-1958)。生誕150年と没後60年にあたる本年、当館所蔵の大観作品全点を一挙公開するとともに、東京画壇で活躍した画家たちの作品を紹介する展覧会を開催します。
常陸国(ひたちのくに)(茨城)水戸藩士の家に生まれた大観は、1889年、東京美術学校に第1期生として入学し、下村観山(しもむらかんざん)、西郷孤月(さいごうこげつ)、菱田春草(ひしだしゅんそう)とともに、岡倉天心(おかくらてんしん)の薫陶のもと、橋本雅邦(はしもとがほう)らの指導を受けました。1898年には、校長を辞した天心に従って東京美術学校を離れ、日本美術院の創設に参加します。1906年、茨城県五浦(いづら)に移住し、観山、春草、木村武山(きむらぶざん)と同地で研鑽をつみ、天心没後の1914年には日本美術院を再興しました。天心の遺志をついで、生涯にわたり新たな日本画の創造につとめ、国民的画家としての評価を確立した大観。その画業の足跡は、日本・東洋と西洋の文化がせめぎあうなかで、明治以降の日本画が発展していく過程と重なるものであり、大観その人が近代日本画を象徴する存在であるといっても過言ではありません。
大観は当館の創立者・山﨑種二(やまざきたねじ)が最も親しく交流した日本画家のひとりでもありました。本展では、初めて挑んだ水墨画巻《楚水の巻》と《燕山の巻》、《作右衛門の家》をはじめとする代表作や、種二との親交を通じて蒐集された作品などを含む、当館所蔵の大観作品全点をご紹介します。当館の大観コレクションを一堂にご覧いただくのは、本展覧会が開館以来初の機会となります。
さらに、再興院展で活躍した小林古径(こばやしこけい)、安田靫彦(やすだゆきひこ)、前田青邨(まえだせいそん)や、東京美術学校で学び日展で活躍した山口蓬春(やまぐちほうしゅん)、東山魁夷(ひがしやまかいい)など、大観と同様に種二と交流をもった、当館ゆかりの画家たちの作品もあわせてご覧いただきます。近代日本画の発展をリードした大観の芸術を、東京画壇の精鋭たちの優品とともにご堪能いただければ幸いです。
本展の みどころ |
1. 開館以来初!当館の大観コレクション全点を一挙公開。
初公開作品や、38年ぶりの展示となる作品を含め、当館の大観コレクション全41点(資料除く)を一堂にご覧いただきます。全点一挙公開は、1966年の開館以来初の機会となります。2. 新たな日本画の創造に挑んだ大観の、多彩な芸術をご紹介。
中国旅行の体験を基に描いた水墨画巻《楚水の巻》と《燕山の巻》、南画とやまと絵を融合させた《作右衛門の家》、晩年まで描き続けた富士の絵など、多彩な大観芸術の魅力に迫ります。3. 当館創立者・山﨑種二と親しく交流した、東京画壇の精鋭たちの作品も展示。
山﨑種二は画家たちと親交を深めながら作品を蒐集しました。大観と同様に種二と交流を持った小林古径、安田靫彦、前田青邨、東山魁夷など、東京画壇を代表する当館ゆかりの画家たちの名品を、大観作品とともにご紹介。 |