山種美術館

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過去に開催された展覧会

【この展覧会は終了しました】

【開館55周年記念特別展】

川合玉堂

―山﨑種二が愛した日本画の巨匠―
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会期: 2020年11月21日(土)~1月24日(日)
※会期変更 2021年2月6日(土)~4月4日(日)
会場: 山種美術館
主催: 山種美術館、朝日新聞社
休館日: 月曜日
入館料: 一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)1100円 、左記いずれかのうち大学生・高校生900円
※きもの特典:きものでご来館された方は、一般200円引き、大学生・高校生100円引きの料金となります。
※入館日時のオンライン予約ができます(詳細はこちら)
主な出品作品: 川合玉堂 《鵜飼》 《渓山秋趣》 《雨江帰漁図》 《竹生嶋山》 《松籟涛声》◆ 《石楠花》 《雨後》 《春風春水》 《松間飛瀑》 《山雨一過》 《荒海》 《早乙女》 《朝晴》 《渓雨紅樹》 《湖畔暮雪》 《水声雨声》 《古城新月》 《渡所晩晴》 《遠雷麦秋》 《松上双鶴》 《猿》 《氷上(スケート)》 《秋夜》ほか 約60点
※◆以外はすべて山種美術館蔵
※出品内容には変更が入る場合があります。
関連イベント:

日本の自然や風物を叙情豊かに描き出した川合玉堂(1873-1957)。このたび、山種美術館では、玉堂の約70年にわたる画業を振り返る展覧会を開催いたします。

愛知に生まれ、岐阜で育った玉堂は、京都で望月玉泉、幸野楳嶺に師事したのち、23歳の年に東京に移り、橋本雅邦のもとでさらなる研鑽を積みました。玉堂は、京都で学んだ円山四条派の基礎の上に、雅邦が実践した狩野派的な様式を取り入れ、伝統的な山水画から近代的な風景画の世界へと画風を展開していきます。また、官展で審査員をつとめ、東京美術学校教授、帝室技芸員に任命されるなど、東京の画壇における中心的な役割を果たし、1940(昭和15)年には文化勲章を受章しました。

当館創立者である山﨑種二 (1893-1983) は、玉堂と親しく交流し、戦時中にもしばしば奥多摩の玉堂邸を訪れるほどの間柄でした。その縁から当館の所蔵となった玉堂作品は71点を数えます。本展では、初期の代表作である《鵜飼》、雅邦の影響が色濃い《渓山秋趣》などの明治期の作品から、古典的な筆法と写実的な風景表現を融合させた昭和初期の《石楠花》、自然とともに生きる人々の姿を穏やかに描き出した玉堂芸術の真骨頂ともいえる《春風春水》や《早乙女》、戦後の第1回日展に出品された《朝晴》まで、名品の数々とともに、玉堂の画家としての足跡をたどります。また、支援者であった山﨑種二、玉堂の師である望月玉泉や橋本雅邦、弟子の児玉希望など、玉堂をめぐる人々にも焦点を当て、交流がうかがえる作品やエピソードをご紹介します。

本展を通じ、玉堂の自然に対する真摯なまなざしや、多くの人々に慕われた温かな人柄に触れ、玉堂芸術の魅力を味わっていただければ幸いです。

本展の
みどころ
1. 山﨑種二との親交から所蔵となった玉堂作品が一堂に!
玉堂との親しい交流から蒐集された当館の玉堂作品には優品が揃っています。画業初期から晩年の作に至るまで、玉堂芸術の変遷をご堪能ください。
2. 郷愁を誘う美しい日本の風景に出会えます
玉堂が他界した際、日本画家の鏑木清方は「日本の自然が、日本の山河がなくなってしまったように思う」と嘆きました。玉堂作品が、懐かしい日本の風景を思い起こさせてくれます。
3. 1930(昭和5)年にイタリアで紹介された記念すべき作品、《松籟涛声(しょうらいとうせい)》を特別公開!!
「ローマ日本美術展覧会」の出品作である《松籟涛声》(個人蔵)を展示します。
4. 玉堂をめぐる人々の作品を紹介
師である望月玉泉や橋本雅邦、交流のあった画家たちなど、玉堂をめぐる人々の作品をあわせてご紹介します。
川合玉堂《鵜飼》
川合玉堂《鵜飼》
川合玉堂 《松籟涛声》
川合玉堂 《松籟涛声》◆
川合玉堂 《石楠花》
川合玉堂 《石楠花》
川合玉堂 《春風春水》
川合玉堂 《春風春水》
川合玉堂《春渓遊猿》
川合玉堂《春渓遊猿》
川合玉堂 《早乙女》
川合玉堂 《早乙女》
川合玉堂 《渓雨紅樹》
川合玉堂 《渓雨紅樹》
川合玉堂《松上双鶴》
川合玉堂《松上双鶴》
※◆以外はすべて山種美術館蔵
※出品内容には変更が入る場合があります。
※作品画像の転載・流用はご遠慮ください。
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