過去に開催された展覧会
【特別展】
癒やしの日本美術
―ほのぼの若冲・なごみの土牛―
-心が温かく、優しい気持ちになれる日本美術で、癒しのひとときを
日常が大きく揺らぎ、不安定な世界情勢が続く今、「マインドフルネス」、「ウェルビーイング」、「チル」といった心の動きを意識する言葉が時代のキーワードとなっています。その背景として、自分自身の内面と向き合い、心を癒やすことが求められているといえるでしょう。このたび山種美術館では、日本美術の鑑賞を通して、心が癒やされる展覧会を開催します。
伊藤若冲や長沢芦雪が描いたゆるくてかわいい姿。ユーモアあふれる作品に、自然と笑みがこぼれます。また、愛らしい動物や子どもを描いた作品からは、対象をいとおしむ画家の愛情が伝わってきて、見た目のかわいらしさに心が和らぐとともに、温かな気持ちになります。
そして、優しく包み込まれるような自然を描いた川合玉堂の作品や、心地よい音を想像させる上村松園の作品を前にすれば、気持ちがリラックス。さらに、作品の制作が画家自身の心を癒やすことになった例もご紹介します。
心が安らぐ日本美術が並んだ、心地よい展示室で、癒やされるひとときをお過ごしください。
本展のみどころ
若冲、芦雪の「ゆるかわ」に心が和みます。
伊藤若冲《布袋図》、《蜻蛉と鶏図》や、長沢芦雪《菊花子犬図》(いずれも個人蔵)をはじめ、肩の力が抜けたゆるくてかわいい作品の数々をご堪能ください。
ふわもふ動物、愛らしい子どもの姿に癒やされます。
ふわふわとした見た目が愛らしい奥村土牛《兎》や竹内栖鳳《鴨雛》、愛しい我が子を描いた小出楢重《子供立像》など、かわいらしい姿に思わずにっこり!
美術館でリラックス。
古き良き日本の風景を描いた川合玉堂《山雨一過》や、心地よいさえずりが聞こえてくるような上村松園《杜鵑を聴く》など、心が安らぐ作品とともに、美術館でリラックスした時間をお過ごしください。
現在活躍中の山口晃の作品を、小川芋銭の作品とともに展示しています。
小川芋銭は、農業に従事するかたわら絵画制作を行い、河童を題材とした作品でよく知られています。 本展覧会には、小川芋銭《農村春の行事絵巻》とともに、山口晃による《肖像画 小川芋銭》(個人蔵)を展示しています。どちらも、ほのぼのとした雰囲気に心が温まります。
*上記文中のうち、所蔵先表記のない作品はすべて山種美術館所蔵です。
(上記のほか)
※出品内容には変更が入る場合があります。
※作品画像の転載・流用はご遠慮ください。
[冬の学割] 大学生・高校生500円
※本展に限り、特別に入館料が通常1100円のところ特別に500円となります。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1200円
※きもの特典:きものでご来館のお客様は、一般200円引きの料金となります。
※複数の割引・特典の併用はできません。
入館日時のオンライン予約も可能です。(11/24 12:00開始)
相互割引サービスについて
下記チケットのご提示で入館料を100円割引いたします。当館の入場受付時にご提示ください。
■太田記念美術館との相互割引について
■戸栗美術館との相互割引について
*いずれも対象券1枚につき1名様、1回限り有効。
*入館チケットご購入時に受付にご提示ください。購入後の割引はできません。
*他の割引との併用はできません。
*オンラインチケットは割引対象外。
講師:山下裕二氏(明治学院大学 教授、山種美術館学芸部 顧問)
日時:2023年12月17日(日)14:00~15:30(13:30開場)
会場:國學院大學 院友会館(渋谷区東4-12-8)
定員:120名
料金:500円
お申込:「チケットぴあ」または、美術館受付
*ご参加には本展入場券または半券が必要。当日会場にて入場券購入も可能。