過去に開催された展覧会
【特別展】
花・flower・華 2024
―奥村土牛の桜・福田平八郎の牡丹・梅原龍三郎のばら―
木々が芽吹き、色とりどりの花が咲き誇る春。当館では、明るい陽光が降り注ぐ春爛漫の季節にふさわしく、花の名品を一堂に展示する展覧会を開催します。
四季折々に咲きこぼれる花々は、古くから日本人の心を魅了し、愛されてきました。画家たちにとっても花は魅力的なモティーフであり、現在にいたるまで、それぞれの個性が発揮された傑作が数多く生まれています。
奥村土牛《醍醐》は、樹齢約170年といわれる京都・総本山醍醐寺の名木「太閤しだれ桜」をモデルとした作品で、絵具を何層にも塗り重ねることで生まれた柔らかな色合いは、春の暖かい陽気を感じさせます。福田平八郎《牡丹》は、裏彩色を駆使し、牡丹の姿を細密に描き出しながら、どこか妖しげな美しさをまとっています。田能村直入《百花》は、季節の花々を味わうことができる画巻で、四季の草花100種を、まるで植物図鑑のように繊細に表しています。
また、本展では日本画とともに、梅原龍三郎《薔薇と蜜柑》や中川一政《薔薇》など、洋画の作品も併せてご紹介します。日本画だけでなく洋画が加わることで、より一層バラエティに富んだ花の表情をお楽しみいただきながら、華麗なる花の世界をご堪能ください。
本展のみどころ
花の絵画で展覧会場が満開!
田能村直入、横山大観、菱田春草、奥村土牛、福田平八郎をはじめとした、名だたる画家たちの個性豊かな花々で会場が百花繚乱に!
ばらを愛した洋画家、梅原龍三郎と中川一政が登場!
花のなかでも、特にばらを愛した二人。その熱い想いがこもった名品を展示します。当館秘蔵の洋画が展示される貴重な機会でもあります!
奥村土牛《醍醐》とゆかりの桜が同時に見られるチャンス!
奥村土牛《醍醐》のモデルとなった「太閤しだれ桜」。2021年11月、その桜を組織培養した「太閤千代しだれ」を当館の玄関横に植樹しました。2024年の春も、《醍醐》とともに皆さまをお待ちしています。
*上記文中のうち、所蔵先表記のない作品はすべて山種美術館所蔵です。
(上記のほか)
※出品内容には変更が入る場合があります。
※作品画像の転載・流用はご遠慮ください。
[春の学割] 大学生・高校生500円
※本展に限り、特別に入館料が通常1100円のところ特別に500円となります。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)一般1200円
※きもの特典:きものでご来館のお客様は、一般200円引きの料金となります。
※複数の割引・特典の併用はできません。
入館日時のオンライン予約も可能です。
相互割引サービスについて
下記チケットのご提示で入館料を100円割引いたします。当館の入場受付時にご提示ください。
■太田記念美術館との相互割引について
■戸栗美術館との相互割引について
*いずれも対象券1枚につき1名様、1回限り有効。
*入館チケットご購入時に受付にご提示ください。購入後の割引はできません。
*他の割引との併用はできません。
*オンラインチケットは割引対象外。
講師:仲町 啓子氏(秋田県立近代美術館 特任館長・実践女子大学文学部 名誉教授)
日時:2024年3月30日(土)14:00~15:30(13:30開場)
会場:國學院大學 院友会館(渋谷区東4-12-8)
定員:120名
お申込:「チケットぴあ」または、美術館受付
*ご参加には参加には別途「花・flower・華 2024」に入場可能なチケットまたは半券が必要。
当日会場にて入場チケット購入も可能。